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県宝

長光寺薬師堂及び宮殿 チョウコウジヤクシドウオヨビクウデン 

指定区分・種別県-指定-県宝
内容寺院建築
指定年月日平成 23/09/29
時代区分江戸時代
年代薬師堂1703年(元禄16)、宮殿1684年(貞享元)
作者
所在地安曇野市明科光691-4
寸法・材質・形状薬師堂-1棟、桁行3間、梁間3間、寄棟造、妻入、茅葺(鉄板仮葺)、向拝1間(鉄板葺) 宮殿-1基、桁行1間、梁間1間、入母屋造、妻入、板葺
概要解説薬師堂は、比較的規模の大きい三間堂で、宮殿の天井板の墨書から、前身の堂が大破したことにより承応2年(1653)に改築、その後再び破損が進み、元禄16年(1703)に再度改築されたことがわかる。元禄時の工匠は金原作助・曽根原安右衛門で、若一王子神社観音堂・三重塔と同じ大工の手になる。薬師堂の内陣には、宮殿が安置されている。宮殿は、天井板の墨書から、貞享元年(1684)の造立で、その後の正徳3年(1713)に大工金原氏の手で三手先組物が加えられ、現在の形になったことがわかる。薬師堂並びに宮殿は、地域の大工の作風を知る上で貴重なだけでなく、17世紀後半から18世紀初頭にかけて地域村落の寺院が充実していく様子を物語る建造物として歴史的価値が認められる。
交通案内JR篠ノ井線田沢駅から徒歩40分、長野自動車道安曇野ICから車で10分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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