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県宝

絹本著色補陀洛山聖境図 ケンポンチャクショクホダラクサンショウキョウズ 1幅

指定区分・種別県-指定-県宝
内容絵画
指定年月日平成 25/09/19
時代区分鎌倉時代
年代中国・元時代(14世紀)頃
作者
所在地木曽郡大桑村須原831-1(定勝寺)
寸法・材質・形状縦113.1cm、横56.9cm、軸装
概要解説古来より知られた観音信仰の聖地普陀山(ふださん)の景観を描いた一幅である。普陀山は中国浙江省(せっこうしょう)の港町寧波(にんぽう)の沖合の小島で、その東南に浮かぶさらに小さな洛迦山(らっかさん)を含めて、「華厳経入法界品」に説かれる観音菩薩の住居である。聖境図には普陀山の全景が描かれ、80にも及ぶモニュメントが描き込んである。現在、実際の景観に基づく山水画は存在するが、本図のように霊場を描いたものはほとんど残されていない。また元時代の普陀山を描いた現存する唯一の作例であり、霊場を描いた着彩の実景図として貴重である。
交通案内JR中央西線須原駅から徒歩10分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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