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有形文化財

相撲免許 スモウメンキョ 2点

指定区分・種別町-指定-有形文化財
内容書跡・典籍・古文書
指定年月日昭和 62/05/19
時代区分江戸時代
年代1861年(文久元)
作者吉田追風門人 相撲年寄 浦風林右衛門ほか
所在地長野県上水内郡飯綱町大字牟礼1188-1(いいづな歴史ふれあい館)
寸法・材質・形状四本柱土俵免許-縦39.5cm、横52.2cm 太鼓櫓免許-縦32.2cm、横43.8cm 紙本墨書
概要解説古来、神社にはさまざまな学芸が奉納された。相撲もその一つで、江戸時代の村の中には、相撲宗家の吉田司家から各種免許の交付を得たうえで格式を整えた相撲興行をした熱心な地域もあった。倉井天神社に関する相撲免許状は2通(四本柱土俵免許・太鼓櫓免許)で、いずれも文久元年(1861)に吉田家門人相撲年寄から倉井村に宛てたものである。取次として名前の見える獅子ヶ洞(獅ヶ洞)は倉井日向の人で、二代続いた草相撲の力士の四股名である。かつて、天神社で毎年10月4日に奉納された相撲は、近郷に知られた盛大なものであった。祭礼や相撲の世話は昔から若者連がおこなっており、倉井若者連は明治25年(1892)から「壮友」と改称している。相撲は昭和12年(1937)戦争による中止から以後途絶えたが、この免許状はかつての村相撲の隆盛を物語る貴重な存在である。
交通案内しなの鉄道牟礼駅から車で5分、上信越自動車道信州中野ICから車で25分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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