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有形文化財

注口土器 チュウコウドキ 1点

指定区分・種別町-指定-有形文化財
内容考古資料
指定年月日昭和 62/05/19
時代区分縄文時代
年代縄文時代
作者 
所在地上水内郡飯綱町牟礼1188-1(いいづな歴史ふれあい館)
寸法・材質・形状口径6.3cm、器高7.3cm、底径6.3cm、土器
概要解説昭和50年(1975)県営圃場整備事業に伴う小野遺跡(飯綱町大字芋川字小野)の発掘調査で出土した土器である。小野遺跡は縄文前期~後期、古代~中世の集落跡で、縄文時代の遺構としては住居址や土器捨て場などが検出された。この土器の様式は縄文時代後期前葉の堀ノ内Ⅰ式に属すると考えられ、同時期の一般的な注口土器に比べ小型である。開口部の口縁の前と後ろに環状把手がつき、前の把手は筒状の注ぎ口と一体化している。表面に施された文様としては、頸部に竹管円文、胴部に重三角形文・蛇行懸垂文などの弧線文が描かれている。飯綱町内の幾多の縄文時代遺跡からの出土品のなかでも、割れることなく完形を保った数少ない土器であり、希少価値が高いものである。
交通案内しなの鉄道牟礼駅から車で5分、上信越自動車道信州中野ICから車で25分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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