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有形文化財

塩泉院絹本著色釈迦三尊十六善神図　エンセンインケンポンチャクショクシャカサンゾンジュウロクゼンジンズ　1幅

指定区分・種別	村－指定－有形文化財
内容	絵画
指定年月日	令和 3/11/25
時代区分	江戸時代
年代	１８２８年（文政１１）
作者
所在地	下伊那郡大鹿村鹿塩２７３３
寸法・材質・形状	縦１２１．５ｃｍ×横５８．８ｃｍ　絹本着色　軸装
概要解説	本図は典型的な図像ではあるが、作風面をみていくと、極めて丁寧な筆致で、形骸化したところや写し崩れたところも見受けられない。天蓋や台座に描かれた花やモチーフの描写、それらの色使いなどをみても絵師の高い技量がうかがえる。かつては毎年のように大般若会の際に懸用されていたのか、画絹の折れが相当確認できるが、全面的な補修がなされ、良い状態で現存している。以上の点から、中世の釈迦三尊十六善神図を範として忠実に再現された文政１１年（１８２８）の作と考えて良いであろうか。飯田下伊那にも相当数の釈迦三尊十六善神図の作例が確認されているが、なかでも本図は、制作年代は比較的新しく、また作者までは不詳であるが、作品の完成度という点では随一といってよい。
交通案内	ＪＲ飯田線伊那大島駅から車で３０分

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