長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 町-指定-有形文化財 |
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内容 | 考古資料 |
指定年月日 | 昭和 56/04/20 |
時代区分 | 縄文時代 |
年代 | 縄文時代 |
作者 | |
所在地 | 上水内郡飯綱町牟礼1188-1(いいづな歴史ふれあい館) |
寸法・材質・形状 | 1 子母口式尖底土器 器高26.8cm 2 諸磯a式浅鉢型土器 器高6.0cm 3 諸磯b式特殊浅鉢型土器 器高10.5cm 4 諸磯b式特殊浅鉢型土器 器高16.6cm |
概要解説 | 昭和52年(1977)県営圃場整備事業に伴う丸山遺跡(飯綱町高坂字丸山)の発掘調査で出土した土器である。丸山遺跡は縄文早期~後期、古代の集落跡である。1は縄文早期後半の子母口式期の尖底深鉢で、条痕文と絡条体圧痕文が特徴的である。一部に欠損があるがほぼ完形に復元され、発見当時全国的に希少な考古資料として注目された。小学校教科書社会科資料集に縄文土器の代表例として掲載されたこともある。2は縄文前期後半諸磯a式期の浅鉢形土器で、ほぼ完形で整っている。3・4は縄文前期後半諸磯b式期の大小の特殊浅鉢で、墓とみられる土坑から一緒に出土した。胎土・焼成とも良好で非常に丁寧に整形され、幾何学的で不規則な文様が特徴的である。飯綱町内の縄文時代遺跡からの出土品のなかでは保存状況の良い代表的な土器群といえる。 |
交通案内 | しなの鉄道牟礼駅から車で5分、上信越自動車道信州中野ICから車で25分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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