長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 彫刻 |
指定年月日 | 令和 3/03/12 |
時代区分 | 平安時代 |
年代 | 平安時代(10世紀後半) |
作者 | |
所在地 | 飯田市立石140(立石寺) |
寸法・材質・形状 | 像高95.1cm、カツラ一木造、内刳りなし、彫眼彩色 |
概要解説 | 本像は神将形の天部像である。頭部には山形の冠をつけ、髪を頭の上で束ねている。側頭部の髪は炎のように逆立ち、顔は目を怒らせて口を結んだ憤怒の形相を表している。体には唐風の甲を着て、沓を履き、邪鬼を踏みつけて立っている。両肩から先の腕は後世に修理されたもので、左腕臂から先を失っており、手に何を持っていたのかは不明である。しかし、立石寺に伝わる他の天部像の様子から、四天王像の内の広目天像とみられる。さらに、本像は立石寺の秘仏である木造十一面観音立像(長野県宝)と同じ種類の材を用いているほか、内刳りがなく、衣や甲の彫りが浅い点など共通する事項が多いことから、両像の制作年代や作者は近いとみられる。 |
交通案内 | 中央自動車道飯田ICから車で20分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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