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史跡

藤沢焼窯跡 フジサワヤキカマアト 

指定区分・種別村-指定-史跡
内容その他経済・生産活動に関する遺跡
指定年月日令和 2/03/23
時代区分江戸時代
年代江戸末期-明治初期
作者
所在地上高井郡高山村関場藤沢
寸法・材質・形状全体の規模は長さ8m、幅最大4.4m、最少1.5m、登り窯の傾斜角は約25度、ラッパ状の形状をしている縦狭間式連房の登窯。
概要解説藤沢窯は「藤沢焼」という磁器の茶碗や急須などの日用品を焼いた窯。江戸末期である安政5年(1858)頃に築窯され、慶応2、3年頃に廃窯したと推測される。 窯跡は、昭和51年(1976)に発見され、昭和55年(1980)に発掘調査が行われ、調査後は永年保存のために焼土、木炭、赤土等による盛土保存がされた。 莫大な費用を要する窯業を民営で操業し、高山村産の原料を用いて江戸時代末期に焼成の難しい磁器を本格的に焼いていたというのは陶磁器の歴史的に見ても珍しく、発掘調査が行われた窯で江戸時代の磁器専用の登窯がほぼ完全な形で残っているのは大変貴重である。 
交通案内長野電鉄須坂駅から車で20分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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