長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-天然記念物 |
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内容 | 地質・鉱物 |
指定年月日 | 平成 30/12/14 |
時代区分 | 時代区分不明 |
年代 | |
作者 | |
所在地 | 飯田市上村413-3 |
寸法・材質・形状 | 地表部分-高さ約3m、周囲約20m |
概要解説 | 中郷流宮岩は、所在地の東側にある御池山から崩落したとみられる巨大な岩塊である。表面は石灰岩層とチャート層の互層が白黒2色の縞模様を呈し、褶曲構造をはっきりと見ることができる。流宮岩の表面に見える石灰岩とチャートの層は、2億年以上前にフズリナや有孔虫などの死骸が遠洋の海底に堆積した層である。その地層が海洋のプレートに載って日本列島付近の海溝まで移動し、列島の縁に付加され、押されて折りたたまれて褶曲した。このような日本列島の壮大な現象を身近に観察できる、典型的な標本として重要である。この岩塊が含まれる地層は、赤名山脈全体の地質年代の中で最も古く、流宮岩はその地層の岩塊の標本としても重要である。 |
交通案内 | 飯田市街地から車で50分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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