長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 町-指定-有形文化財 |
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内容 | 美術工芸品その他 |
指定年月日 | 平成 30/11/19 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 江戸時代 |
作者 | 佐々木 文山 |
所在地 | 上水内郡飯綱町川上688 |
寸法・材質・形状 | 縦69.5cm、横42.0cm、木製、縦額 |
概要解説 | 高岡神社の前身である夏川飯綱社の神号「飯綱大明神」が書かれた木製額である。享保13年(1728)作で、飯綱町内に所在する社寺扁額の中では最も古い年代に属する。揮毫者は江戸時代中期元禄文化の代表的な書家の一人、佐々木文山(万治2年(1659)-享保20年(1735))である。額裏に「夏川村小右衛門が発起して江戸の文山への依頼を企図し、江戸桜田居住の細野氏の仲介を得て揮毫が成就し、奉納された」という意味の製作経緯が書かれている。一時代を代表した書家佐々木文山の作品の一つとして貴重である。なお夏川飯綱社は「飯縄山正東麓の里宮」として中世以前に創建されたという社伝を有し、17世紀前半の植樹と推定される杉並木があり飯綱町天然記念物に指定されている。この額もまた飯縄山への古い信仰の文化を物語る資料として重要である。 |
交通案内 | しなの鉄道牟礼駅から車で10分、上信越自動車道信州中野ICから車で30分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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