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天然記念物

戸草・芋川用水のホタル トクサ イモガワヨウスイノホタル 

指定区分・種別町-指定-天然記念物
内容動物
指定年月日平成 30/10/29
時代区分時代区分なし
年代
作者
所在地上水内郡信濃町富濃戸草
寸法・材質・形状
概要解説ゲンジボタルは、日本固有のホタル。以前、ホタルは各地で普通にみられたが、都市化が進み、河川改修が行われたために、ホタルが生息できる環境は減ってしまった。400年以上の長い歴史を持つ戸草の芋川用水では、毎年、6月下旬から7月に多くのゲンジボタルとヘイケボタルを見ることができる。この用水には、エサとなるカワニナがいて、川岸に柔らかい土があり、また、光がさえぎられるなどのホタル生息条件が整っているためである。芋川用水は平成12年(2000)から15年(2003)にかけて改修工事が行われたが、保護団体、地元住民、芋川用水組合の努力と、その後のホタル保護活動により、工事前に近いホタルの生息数が保たれている。ホタルが生息できる素晴らしい自然環境を保護することは、環境教育の重要性が増す中で極めて大切なことから、町の天然記念物に指定した。芋川用水の上流放水路(頭首口)-戸草集落下流(ホタル水路)の区間に生息する。
交通案内しなの鉄道北しなの線古間駅から徒歩10分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。