信州の文化財を探すSEARCH

有形文化財

大須賀文書 オオスガモンジョ 13通

指定区分・種別町-指定-有形文化財
内容書跡・典籍・古文書
指定年月日平成 31/03/06
時代区分戦国時代
年代1553年(天文22)-1576年(天正4)
作者武田 晴信、武田 勝頼
所在地埴科郡坂城町上五明
寸法・材質・形状書状13通、巻子本
概要解説戦国時代に甲斐の武田家より大須賀久兵衛尉、佐渡守、小次郎宛てに出された書状計13通。久兵衛尉らについて詳細はわかっていないが、坂城周辺にいた武士で、村上氏の家臣だったと思われる。天文22年(1553)に武田氏が松本方面から北信濃へ侵攻し、村上一族の屋代氏が武田方に通じると、久兵衛尉もこれに続き、武田氏の味方となって戦功をあげたことが書状からわかる。村上義清は居城である葛尾城を退き、越後の上杉氏を頼った。このことが、川中島の戦いと呼ばれる、北信濃をめぐる甲越の争いにつながる。大須賀文書は、この天文22年(1553)6月に武田晴信が久兵衛尉に宛てた書状など、川中島の戦いの実状がうかがえる数少ない歴史資料。
交通案内※個人所有のため見学はご遠慮ください。

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

写真をクリックすると拡大画像がご覧いただけます