長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 町-指定-有形文化財 |
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内容 | 寺院建築 |
指定年月日 | 平成 29/11/02 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 1798年(寛政10) |
作者 | |
所在地 | 上水内郡飯綱町芋川397 |
寸法・材質・形状 | 総高13.5m、木造、重層門、間口三間、奥行二間、銅板葺 |
概要解説 | 木造重層門、禅宗様を基本とし、随所に龍、獅子などの神獣や青海波文様などの彫刻が施された豪壮な建築である。棟札銘によると寛政10年(1798)の建立で、棟梁は当所芋川村の駒村儀左衛門と越後国角海村の山添治郎右衛門である。当初一階は柱だけの吹き放ちで、のちに仁王像を安置するにあたり壁を設ける改造がなされたらしい。二階は、文殊菩薩像を中尊とし、脇侍二尊、四天王像、十六羅漢像を安置した羅漢堂となっている。令和元年(2019)大修理に際して、上層の茅葺は形状を保つ小屋組みを新設して銅板葺とし、下層は後世改造の桟瓦葺であったものを銅板葺に改めた。北信地方には善光寺地震〔弘化4年(1847)〕以前の重層門の現存例は希少であり、苔翁寺山門は北信最古の善光寺三門〔寛延3年(1750)〕に次ぐ年代とされ貴重である。 なお創建以来の経過を示す棟札4点も史料価値が高いため附属指定とした。 |
交通案内 | しなの鉄道牟礼駅から車で5分、上信越自動車道信州中野ICから車で25分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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