長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 絵画 |
指定年月日 | 平成 23/07/20 |
時代区分 | 明治時代 |
年代 | 1903年(明治36) |
作者 | 菱田 春草 |
所在地 | 飯田市追手町2-655-7(飯田市美術博物館) |
寸法・材質・形状 | 縦167.1cm、横84.0cm、絹本著色、軸装 |
概要解説 | 第15回日本絵画協会・第10回日本美術院連合絵画共進会で銀章第六席となった作品。水辺に立つ鹿を静寂な空間の中に描く。鹿の角の立体感や毛皮の質感などが巧みに表現されており、写実性に主眼を置く朦朧体後期の画風をよく示している。明治36年(1903)1月、春草は横山大観とともにインドへと渡り7月に帰国した。「鹿」は帰国後間もない10月の共進会に出品された作品である。翌年2月、春草・大観等はアメリカ・ヨーロッパへと向かうことになる。このため春草・大観等が不在の日本美術院の活動は活気を失い、日本美術院の連合共進会は「鹿」が出品された回が最後となった。 |
交通案内 | JR飯田線飯田駅から徒歩15分、中央自動車道飯田ICから車で15分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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