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有形文化財

菩薩面 ボサツメン 1面

指定区分・種別市-指定-有形文化財
内容彫刻
指定年月日平成 18/10/18
時代区分室町時代
年代室町時代
作者
所在地飯田市追手町2-655-7(飯田市美術博物館)
寸法・材質・形状縦25.5cm、横18.0cm、桐材
概要解説面長で目鼻口の各部位は小ぶりにあらわされ、穏和な印象を与える菩薩面。髻はなく、天冠台は上から2段の列弁・紐一条・連珠・紐一条を彫出し、髪際は束目をあらわし毛筋を線刻する。正面の列弁には別材の宝冠をつけたのか孔を穿つ。平面的な顔面で毛筋の彫り口や相好など簡略化された表現であり、室町時代の作と考えられる。本面は、鳩ヶ嶺八幡宮に明治初期まで付属した神宮寺に所属し、来迎会などの行道面として使用されたと推測できる。室町時代の古面であるとともに、当地方にもそうした仏教行事があったことを裏づける資料として貴重である。
交通案内JR飯田線飯田駅から徒歩15分、中央自動車道飯田ICから車で15分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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