長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 県-指定-県宝 |
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内容 | 彫刻 |
指定年月日 | 平成 21/04/20 |
時代区分 | 室町時代 |
年代 | 1470年(文明2) |
作者 | 仏師大工祐得、同少納言 |
所在地 | 佐久市田口2553-1 |
寸法・材質・形状 | 像高-243.6cm、237.1cm 桧材 |
概要解説 | 阿吽両像いずれも像内に墨書銘があり、特に阿形像のそれにより、文明2年(1470)に新海山神宮寺の二王として仏師大工祐得、同少納言等により造立された像であることが知られる。室町期の制作年代や作者名が明らかな二王像として貴重である。作者の仏師大工祐得等は、大工が仏師を名乗った事例として珍しく、室町期に出る宿院仏師などの大工から仏師に変わったとみられる仏師の存在を考える上で重要で、彫刻史的に注目される。また、像は室町期の作ではあるが迫力のある力強い二王で、優れたできばえを示して見応えがあり、造形的にも高く評価しうる。さらに、室町期の国指定建造物を2件伝える新海三社神社の最古の文字史料となるもので、建築との関係や神社の歴史を考える上でも貴重である。 |
交通案内 | 上信越自動車道佐久ICから車で20分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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