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有形文化財

湯倉洞窟遺跡出土品 ユグラドウクツイセキシュツドヒン 6621点

指定区分・種別村-指定-有形文化財
内容考古資料
指定年月日平成 22/02/26
時代区分縄文時代
年代縄文草創期-大正時代
作者
所在地上高井郡高山村牧1629-ロ-3(高山村歴史民俗資料館)
寸法・材質・形状
概要解説湯倉洞窟内の堆積土は灰と炭からなり、最下層まで約2メートルに達した。この間には落盤層はなく、縄文草創期から現代(大正時代)に至るまでの約1万年間の生活遺物が、近世を除き途切れることなく、どの時代層からも出土している。それはこの洞窟の堆積層が炭と灰であったことが幸いしたと思われ、人骨や獣骨の保存状態はきわめてよい。各時代層の出土物は以下のとおりである。(1)縄文時代:隆起線紋土器・多縄文系土器など縄文草創期の各段階の土器、黒曜石の石鏃、サケや貝製品などの海産物、約7000年前の縄文前期のほぼ完璧な人骨(2)弥生時代:縄文以来の打製石鏃を主体とする狩猟具・解体具、クマ・カモシカを主体にイノシシ・シカ・サルなどの獣骨(3)古墳時代:土師器片、鉄釧(4)古代・中世:戦国時代の「むすび」と思しき炭化した米飯(5)近世:近世においてはここを利用した形跡はない(6)近現代:磁気製の萩模様の描かれた急須の蓋や茶碗・ランプ・明治のビール瓶などガラス製品、キセルの銅製部分・毛抜きなどの金属製品、寛永通宝の古銭
交通案内長野電鉄須坂駅から山田温泉行バスで30分「牧中央」下車、上信越自動車道須坂長野東ICから車で20分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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