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無形文化財

願法寺の絵解き ガンポウジノエトキ 2人

指定区分・種別町-指定-無形文化財
内容芸能(無形文化財)
指定年月日平成 11/06/15
時代区分時代区分なし
年代
作者
所在地上水内郡飯綱町古町776(願法寺)
寸法・材質・形状
概要解説絵解きとは仏教における視聴覚説教のことで、絵と言葉と実演からなる総合的な仏教芸術である。仏教の伝播とともにインドから中国などを経てわが国に伝来し、さまざまな主題の絵解きが生まれ発展したものである。 古町願法寺の絵解きは寺の創立の物語「枕石山願法寺略縁起」に基づき、浄土真宗開祖親鸞と同寺開山入西坊との出会いを主題にした掛軸絵を指し示しながら解き聞かせるものである。文語体の台詞に独特の抑揚をつけて語るのがその特徴で、入西坊の子孫という同寺の家族により相伝されてきた。伝承者は坊守(住職夫人)の日野多慶子氏と長男の日野瑞顕氏である。 伝統的な絵解きは全国的に現存数が少なく、文化財指定時には全国で約40箇所、長野県内で3箇所のみになっていた。またほとんどの絵解きが時流に合わせて口語体に変化したのに比べ、願法寺は文語体の古語をそのまま残して伝承されており、たいへん貴重な存在である。
交通案内しなの鉄道牟礼駅から車で10分、上信越自動車道信州中野ICから車で25分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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