日本の貨幣の歴史

渡来銭の使用

10世紀末からの約200年間は、米や絹などの物品貨幣が利用されていましたが、平安末期になると、農業生産力の向上や経済の広域化により、金属貨幣に対する需要が高まり、中国等との貿易を通じて流入してきた貨幣(渡来銭)が日本国内でも使われるようになりました。
渡来銭だけでは貨幣が不足していたことから、室町時代になると、渡来銭をまねた私鋳銭(鐚(びた) 銭(せん) )が大量に造られました。

多くの渡来銭のなかでも明の「永楽通宝」は質が良く、16世紀後半頃から各種流通貨幣の価値を計る基準となりました。
これらの貨幣は、江戸時代の初めまで人びとの日常生活に用いられました。

日本の貨幣のはじまり  領国貨幣の登場

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