ウインドギャラリー

八十二別館ビル 南側ウインドーで、写真展を開催しています。毎年「テーマ」を決め、4月と10月に展示替えとなります。

「信州の雪」(①~④:4月~9月展示)

 雪巡る白銀の里

 私は幼少の頃より、山や川、森や湖など、豊かな自然に囲まれた信州安曇野で雪遊びに親しみました。
夢中になった雪遊びが高じて雪の写真家になった私は、厳冬期の北アルプスから世界の雪山を巡るようになりました。自然の中で仲間と時間を共有しそこで得た感動が心をより豊かに広げてくれ、同時に日本が世界屈指の雪国であることを感じるようにもなりました。信州は山々に囲まれ平穏で四季豊かな土地です。そしてその高い山々がもたらす良質な雪は土地の特色を示す大切な資源であり、その雪が一年を通して豊富な水をもたらしているのです。
 これらの作品は巡る季節と雪の描写の中に、清らかな水と美しい雪の降る信州の未来への願いを込めました。人が自然や景色に感動すること。人が人に感動すること。何かを思いやる気持ちはそこから生まれてくると思います。一枚の写真がより多くの人と繋がって、自然と触れ合う素晴らしい体験へと繋がってゆくことを願っています。

カメラマン/遠藤励  


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①夕日に染る新春のシュプール(北アルプス)

 年が明けると日に日に日照時間が増し、灰色だった北アルプスの空は次第に澄みわたる。夕暮れ時の雪面に描かれたシュプールからは山滑りを楽しんだ者たちの歓喜の声が聞こえてくるようだ。

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②芽吹きを待つ初春の小柿(木崎湖)

 里の木々が今春最後の雪化粧を纏い、朝陽に染まる木崎湖の水鳥達が羽繕いを始める。 まもなく、山や森の雪が融け、生命の営みが一斉に始まる。

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③雲を頂く北アルプスの初秋(唐松岳)

 唐松の頂から眼下を見渡す。信州は有数の「清水の宝庫」として知られる。それは、北アルプスをはじめとする高い山々が雲を捕まえ、雨や雪を貯えるためだ。そしてまた下界には、水を浄化する豊かな森の存在があるのだ。

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④初雪に胸高鳴る冬への思い(小熊山)

 紅葉がわずかに残る故郷に初雪が訪れる。ずっと雪を見つめてきた私の胸が高鳴る瞬間。もう間もなく辺は白い雪景色に変わり、森や動物が長い眠りへと入るのだろう。 

 

 

 

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