-民衆美術運動の唱導者- 望月 桂 展

展覧会の詳細

展覧会名-民衆美術運動の唱導者- 望月 桂 展
会期2002年5月18日(土)~6月9日(日) ※会期中無休
場所長野市岡田178-13 八十二別館1階 ギャラリー82
概要 望月桂は、明治20年(1887)東筑摩郡明科町に生まれ、松本中学校から、東京美術学校西洋画科を卒業しています。同期には、池部鈞、藤田嗣治、岡本一平らがおり、卒業後も親しく交遊を続けました。
 望月は「芸術は売り物にすべきではなく、美術愛好家や金持ちの占有物でもない」という信念を持ち、労働者中心の民衆美術運動を提唱し、実践しました。大 正6年(1917)に平民美術協会を設立し、翌々年には黒耀会を結成、黒耀会展として4回の展覧会を開催しています。これは日本における民衆美術展の先駆 といえるものです。
 その後、昭和3年(1928)に読売新聞社に入り、犀川凡太郎の筆名で社会時評の漫画を描き、平凡社では百科辞典の挿絵も執筆しています。
 戦後は郷里に帰り、農民運動にかかわる一方、信州の自然を題材にした作品や、人生漫画・社会漫画などを制作したり、松本松南高校の美術講師も10年ほどつとめました。
 本展では、油彩、水彩、墨彩、それに漫画や貴重な資料を多数展示し、その足跡をたどります。

「こたつ辺」

1910年
油彩/カンヴァス
90.5×116.5cm

「反逆性」

1920年
墨・水彩/紙
39.0×55.8cm

「ある日の大杉」

1920年
墨・水彩/紙
90.5×58.2cm

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