-天賦の才気- 藤井令太郎展

展覧会の詳細

展覧会名-天賦の才気- 藤井令太郎展
会期1991年6月1日(土)~6月23日(日) ※会期中無休
場所長野市岡田178-13 八十二別館1階 ギャラリー82
概要天賦の才気、画家・藤井令太郎の作品48点を展示しました。

 大正2年(1913)長野市の酒造家に生まれた。帝国美術学校に学び、在学中にJAN(青年美術家集団)を結成。フォービズムが画壇を風靡していた時代、このグループはキュビズムやシュールレアリスムといった世界を志向していた。天賦の才はめぐまれた環境で熟成し、初出品から画壇の注目を浴びた。
 戦争中から長野に帰郷し、この時期から椅子を題材にするようになった。雄渾な筆致と堅固な画面構成による画風は藤井独自のもの。

ドン・キホーテ(Ⅰ)

1937年
油彩
鎧を着けて馬に乗るという形のおもしろさと主人公の人間的魅力に作者は並々ならぬ興味を持っていた。若き日の哀愁とほとばしる才気で見るものの心をひきつける。

アッカドの椅子(Ⅱ)

1957年
油彩
擬人化した椅子と彫像がどっしりと空間に存在して、対話している。大きな画面に単純化した形が配され、想像力を増した作品。「椅子のもつ単純な建築性とどこか人間的な気配のする形に興味を持った」という。擬人化した椅子がドラマを演じるという藤井独特の表現が表れている。

積む

1964年
油彩
堅固な建築的構成を主眼として、椅子そのものを描きながらも、椅子という物質を超越している。強い色彩、激しくデフォルメされた形、たくましい筆致が迫力を生む。

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