長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 町-指定-史跡 |
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内容 | 古墳 |
指定年月日 | 昭和 55/06/17 |
時代区分 | 古墳時代 |
年代 | |
作者 | |
所在地 | 上水内郡飯綱町平出1007-1・1008-1 |
寸法・材質・形状 | 全長約52m、前方後円墳 |
概要解説 | 平出南部の高台にある前方後円墳である。塚の上に江戸時代の庚申塔が祀られていたので庚申塚と呼ばれてきたが、昭和54年(1979)に墳丘の測量が行なわれ、古墳時代の前方後円墳であることが確認された。平成5年(1993)には県道新設工事に先立つ発掘調査が行われ、墳丘の範囲、規模をはじめ、後円部西側には幅5mほどの堀がめぐらされていたことなどが判明。当時国内6例目となる格子目の叩きが施された埴輪が出土した。墳丘内部は未調査であるが、竪穴式石室を持つものと思われる。古墳の構造や出土した埴輪の様式から、造営年代は5世紀前半と考えられる。前方後円墳は支配者層の墳墓とされ、本古墳からは支配地であったろう善光寺平を望むことができる。町内最大の古墳であり、長野県北部でも規模の大きな前方後円墳の一つとして貴重である。 |
交通案内 | しなの鉄道牟礼駅から車で10分、上信越自動車道信州中野ICから車で20分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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