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無形民俗文化財

萩山神社御射山祭 ハギヤマジンジャミサヤマサイ 

指定区分・種別町-指定-無形民俗文化財
内容信仰(無形民俗)
指定年月日平成 19/12/13
時代区分時代区分なし
年代
作者
所在地下伊那郡高森町下市田2499-1
寸法・材質・形状
概要解説御射山祭は、諏訪上下大社の大祭として古来より伝わる狩猟神事で、茅を用いて仮屋を設け神殿となし、祭礼を行うことに大きな特徴があり、俗に穂屋の祭りとも称される。鎌倉時代には、信濃、甲斐、関東諸国の武士が参集し、狩猟神事と射騎の術を競った。競技場跡の諏訪下社「御射山遺跡」は県史跡に指定されている。萩山神社は、社伝によれば、寿永年間(1182-1183)市田郷領主松岡4世帯刀が、諏訪より建御名方命を勧請し、創建したのが始まりとされる。松岡氏は諏訪の御射山祭に御頭役として勤仕したことから、これに倣って萩山神社西方台地上に御射山を設け、領内の諸氏を集めて、狩猟神事、射騎の競技を行ったと伝えられる。以来、萩山神社付属の御射山社の神事として踏襲されてきた。明治時代に一時途絶えたが、大正時代に入り社地、神事ともに復興され、以後現在まで継承されている。萩山神社御射山祭は、旧規による製作方法、材料を用いて穂屋の建替えを毎年行い、古式を良く残すとともに、中世以降の諏訪信仰の拡がりや伝播を示す例として貴重である。
交通案内JR飯田線市田駅から徒歩30分・車で8分、中央自動車道松川ICから車で20分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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