長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 彫刻 |
指定年月日 | 平成 25/02/26 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 1620年(元和6) |
作者 | |
所在地 | 駒ヶ根市赤穂29-1 |
寸法・材質・形状 | 獅子頭-面長44.5cm、幅39.5cm、高さ29.0cm、木造、彩色 |
概要解説 | 木造で彩色を施し、大きいうえに奥行きが深く、前方に長くやや偏平な頭部の形状を持つ。眉をつり上げ、目を大きく見開き斜め前方をにらむ。耳は下方に垂れる。眉・頬・下顎の巻き毛は蕨手状に彫出する。内部に「熱田之住 森満家法眼 同 小拾郎満泰公 元和六暦庚申霜月吉日 時住持 法印尊應」の墨書があり、江戸時代初期元和6年(1620)に制作されたことが分かる。本例は青獅子と雨乞いが結びつく典型で、光前寺に語り伝えられてきた雨乞い信仰並びにかつて実際に芸能に用いられたことを裏付ける貴重な獅子頭である。明治21年(1888)に雨乞いをして山林火災を消し止めた話や、大正13年(1924)に獅子頭を担いで南駒ヶ岳に登り雨雲を呼んできた話、御開帳の最終日に獅子を出して降雨によって境内を清めた話などが伝わる。現在も獅子頭を箱から取り出す祭にはコップ一杯の水を供えることが慣例となっている。 |
交通案内 | JR飯田線駒ヶ根駅から車で15分、中央自動車道駒ヶ根ICから車で5分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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