長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-史跡 |
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内容 | 古墳 |
指定年月日 | 平成 24/11/02 |
時代区分 | 古墳時代 |
年代 | 古墳時代(8世紀前半) |
作者 | |
所在地 | 松本市新村1042 |
寸法・材質・形状 | 石室-全長8.1m、全幅1.2~1.8m、横穴式石室 |
概要解説 | 昭和53年(1978)から行われた県営圃場整備事業に伴う立ち合い調査により、石積みが発見されたことを機に緊急発掘調査が行われ、9基の古墳の調査が行われた。古墳の築造時期は8世紀前半とされ、この調査によりこれまで開発時期が新しいとされていた「新村」地区に、古代に展開した奈良井川左岸の集落の水源を抑える有力氏族がいたことが明らかになった。指定されたのは、発掘調査後に現地保存された6号古墳で、古墳群のなかでは最も南に位置している。人骨や坏などが出土しているが、遺物の量は少ない。反面石室の残りは比較的良く、石室は立石により3室に分けられ、奥壁の鏡石も残存し、蓋石とも思われる大きな石が落ち込んでいた。地表下に梓川の石を用いて横穴式石室を構築した終末期古墳で、無袖式の長大な3室に区切られた石室は追葬を想定した家族墓的性格があり、この地方の特徴ある古墳として貴重である。 |
交通案内 | アルピコ交通上高地線新村駅から徒歩10分、長野自動車道松本ICから車で15分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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