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天然記念物

洞入観音堂のイチョウ ボライリカンノンドウノイチョウ 1本

指定区分・種別市-指定-天然記念物
内容植物
指定年月日平成 23/03/31
時代区分時代区分なし
年代
作者
所在地須坂市豊丘字洞入2638-1
寸法・材質・形状幹周約4.5m、樹高約21m、樹冠約20m
概要解説樹の古枝や幹に乳首状の気根が見え、苔にシダ類の一種オシャグジデンダが着生するなど、古木の風格を備えており、樹齢は約300年と推定される。市川家文書や「灰野邑観自在尊伝来並堂宇之縁起」によれば洞入観音堂は、市川氏を施主として、今とは別の場所に建立され、その後今の場所に移った。慶長年間(1596~1615)に洞入に定住し、宝永7年(1710)に旧観音堂を建てて一族で守るようになった後、本尊の腐朽に伴い、本堂を再建したという。旧観音堂は、現観音堂向かって左側の、さらに山の奥にあったとされ、旧参道の脇にあったとみられる常夜燈の土台(礎石)が今も残る。常夜燈の礎石穴の位置などから、イチョウは創建時に旧堂参道入り口に植えられたと考えられている。なお現在の観音堂は、昭和38年(1963)に建て替えられたものである。
交通案内長野電鉄長野線須坂駅から車で16分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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