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史跡

須坂基線西端点(一等三角点) スザカキセンセイタンテン イットウサンカクテン 1基

指定区分・種別市-指定-史跡
内容史跡その他
指定年月日平成 25/03/21
時代区分明治時代
年代1892年(明治25)
作者
所在地須坂市小河原字別府山道南沖2269-1
寸法・材質・形状地上部(地表露出部分)-18.8cm角の石柱、高さ約30~36cm、花崗岩製
概要解説明治政府が近代測量の基準線として設けた「須坂基線」の基線端点で、基線西端の一等三角点である。「須坂基線」は、国内14ヶ所の基線の1つとして明治25年(1892)9月9日に全国で9番目に選定された。明治29年(1896)11月に、高山村に設置された基線東端との間の距離が実測され、基線長3291.912メートル(現在の座標計算上では3291.903メートル)の結果を得る。この値が三角測量の一辺の基準となり、長野・群馬・岐阜・新潟・富山・石川・福井の5万分の1の地形図の作成に用いられた。近代測量技術による全国5万分の1地形図を整備した足跡の一つであり、開発などで原点を失った基線端点が多い中、史跡指定により大切に後世に伝えるとともに、郷土から全国的視野で歴史を見つめる史跡として活用が期待される。民地(畑耕作地)内に所在する。北緯36度40分28秒、東経138度18分17秒、標高353.25メートル。
交通案内長野電鉄長野線北須坂駅から徒歩15分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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