長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 書跡・典籍・古文書 |
指定年月日 | 平成 23/03/31 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 1861年(文久元) |
作者 | |
所在地 | 須坂市臥竜2-4-1(須坂市立博物館) |
寸法・材質・形状 | 縦25.1cm、横18.4cm、和綴じ79枚 |
概要解説 | 文久元年(1861)須坂藩13代藩主堀直虎が序文を書いた桜の図譜である。250の桜花図が描かれ、桜の品種の数は187種を数える。じゃく譜は江戸時代中期に作られた桜の図譜「花譜」(全6冊)のうち5冊を写本して、1冊にまとめたとされる。絵を描いたのが誰かについては、明確な資料は現在のところないが、じゃく譜には現在すでに確認できない桜も描かれており、桜研究にとって貴重な資料となっている。「じゃく譜」は確認されているものは3冊あり、須坂市立博物館所有のものはこのうちの1冊である。ほか2冊は国立国会図書館に所蔵されている。岩絵具で彩色された桜花図は今も往時のままの色彩を残している。江戸時代の植物学(本草学)の有様を伝え、細密画としても芸術性の高い貴重な文化財である。 |
交通案内 | 長野電鉄長野線須坂駅から車で10分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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