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無形民俗文化財

高鳥谷神社矢納の神事 タカズヤジンジャヤオサメノシンジ 

指定区分・種別市-指定-無形民俗文化財
内容信仰(無形民俗)
指定年月日平成 23/12/27
時代区分江戸時代
年代1712年(正徳2)
作者
所在地駒ヶ根市東伊那高鳥谷
寸法・材質・形状
概要解説高鳥谷山山麓にある高鳥谷神社は、東伊那五耕地(火山・塩田・大久保・栗林・伊那耕地)の大産土神(うぶすながみ)として尊崇されてきた神社で、その祭礼には往昔より矢納の神事と呼ばれる大的(おおまと)式の祭事を奉納してきた。神事の始まりは、正徳2年(1712)御坂山(みさかやま)大明神を祀ったときに遡る。後、文久年間高遠藩士岡野宗八郎忠雍の弓弟子である塩田村の馬場宇源治忠利が、諏訪下社の御射山(みさやま)大的式にならって復興したと伝えられている。弓の流派は日置流雪荷(へきりゅうせっか)派で、馬場家が代々弓の師匠を務めてきた。初めは、御射山の大的式にならって33間通し矢であったが、現在は15間(27m余)になっている。神事の大要は次のようである。奉仕する弓子は五耕地より、長男もしくは家を継ぐ者を年長順に原則10名を選ぶ。一生に一回だけ弓子になれる。
交通案内JR飯田線駒ヶ根駅から車で20分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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