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有形文化財

光前寺三門 コウゼンジサンモン 1棟

指定区分・種別市-指定-有形文化財
内容寺院建築
指定年月日平成 23/12/27
時代区分江戸時代
年代1848年(嘉永元)
作者藤原 栄忠
所在地駒ヶ根市赤穂29-1
寸法・材質・形状間口30尺(9.09m)、三間二重門、入母屋造、こけら葺
概要解説間口30尺の大規模な三間二重門で、入母屋造、こけら葺である。文政元年(1818)に焼失し、嘉永元年(1848)に美濃国中津川の工匠横井和泉藤原栄忠によって再建されたことが棟札よりわかる。1階は、石造礎盤の上に円柱を立て、腰貫二段、虹梁をいれ、頭貫を通し、台輪を置く。組物は和様三手先の詰組で、軒は二軒繁垂木とする。両脇に一間の袖塀をつけ、階段も左右対称に設ける。2階は、粽付きの円柱を立て、縁長押・腰長押・内法長押を打ち、頭貫を通し、台輪を置く。組物は尾垂木付きの三手先とする。軒は二軒扇垂木とし、妻飾りは虹梁大瓶束で、懸魚はかぶら懸魚とする。建具は、中央の扉を両折の桟唐戸とし、両脇および側面は連子窓(無双)とする。縁は腰組で支え、擬宝珠高欄をつける。2階内部には仏壇を造り、釈迦如来を中心に十六羅漢ほかの仏像を祀る。天井は折上の格天井とする。全体に彫刻は少なく、組物は三手先の詰組とし、重厚な感じを与え、また、下層の軒は二軒繁垂木、上層は二軒扇垂木として変化を付けている。
交通案内JR飯田線駒ヶ根駅から車で15分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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