長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 神社建築 |
指定年月日 | 平成 23/12/27 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 1864年(元治元) |
作者 | 大工棟梁-斎藤 常吉 彫工-立木 音四郎 |
所在地 | 駒ヶ根市赤穂11475 |
寸法・材質・形状 | 間口4.2m、銅板葺、三間社流造、軒唐破風付 |
概要解説 | 間口4.2mの規模の三間社流造、銅板葺(元こけら葺)の社殿で、軒唐破風をつける。見所は、正面の彫刻と繋ぎの龍彫刻で、立川流の彫刻技法がみごとに発揮されている。建築年代を示す資料として、2枚の棟札がある。1枚は、文久3年(1863)9月の釿(おの)始めのもの、もう1枚は、翌年の元治元年(1864)4月の地鎮祭のものである。これらから、本殿造営の材木加工の着工が文久3年で、翌年に地鎮祭、上棟が行われたことがわかる。また、文久3年の棟札に「大工キソ斎藤常吉、彫工下スワ立木音四郎」とあり、大工棟梁が立川和四郎冨昌の一番弟子の斎藤常吉、彫工が同じく立川弟子の立木音四郎であったことがわかり、立川流の大規模な社殿として位置づけられる。 |
交通案内 | JR飯田線駒ヶ根駅から車で10分、JR飯田線小町屋駅から車で5分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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