長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 村-指定-史跡 |
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内容 | 墳墓 |
指定年月日 | 平成 21/02/25 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 江戸時代 |
作者 | |
所在地 | 上高井郡高山村高井138-1・138-2 |
寸法・材質・形状 | |
概要解説 | 福島正則は徳川幕府によって広島50万石から川中島4万5千石に減封されて高井野に流された大名であるが、この高井野での5年間の短い治世に、治水工事・用水建設・新田の開発と善政伝説の基となる政治があり、領民に慕われた。また、病死した正則の死骸は7月の暑い盛りであったので、幕府の検死が済む前に荼毘に付したために、家禄は没収された。正則の遺徳をしのんで、当時の住民により、この荼毘所跡に1本の杉が植えられ、以来3百数十年、いつしかその地は「一本杉」と村民に呼ばれてきた。一本杉は「傷をつけると血が噴出す」と長い間村民の間に伝承され、大切にされてきた。高さ30m、周囲9mの大木となっていたが、昭和9年(1934)の室戸台風で倒壊した。長野県の指定史跡となっている福島正則屋敷跡と共に、この荼毘所跡は福島正則に関する貴重な史跡である。 |
交通案内 | 長野電鉄須坂駅から車で10分、上信越自動車道須坂長野東ICから車で15分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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