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有形文化財

紫雲山花木堂安心相承御影 シウンザンハナキドウアンジンソウジョウゴエイ 1幅

指定区分・種別村-指定-有形文化財
内容絵画
指定年月日平成 21/02/25
時代区分戦国時代
年代戦国時代
作者
所在地上高井郡高山村奥山田620
寸法・材質・形状本紙-縦102.2cm、横41.3cm 絹本彩色画
概要解説一般的に「高徳連座像」とも呼ばれている。全国的には幾つか存在するが、長野県では県宝に指定されている上松町の「絹本著色聖徳太子和朝先徳連坐影像」とよく似ている。宮村のものは非常に保存がよく、絵も美術的に優れ、京都の絵師が描いたと思われ、上高井地方に浄土真宗がどのように伝わってきたか、という歴史上貴重な資料である。この中の最上段の人物、永圓(現上水内郡信濃町明専寺の開基=鎌倉時代)が描かれているのものは、今のところ全国的にも宮村だけにしか存在しない貴重な資料である。宮村は全戸須坂市の勝善寺(浄土真宗東本願寺派)の檀家であり、戦国時代には大阪石山戦争の時に、兵糧米を送ったり、村人が兵士として大阪で戦死を遂げたりしたという伝承があり、信仰の篤いところとして高山村では有名な村落である。勝善寺の塔頭に宮村担当の圓照寺があったが、その寺は明治に廃寺となり、住職は東京へ移住した。その時に「安心相承御影」が質屋に流れた。東京在住の宮村出身者がそれを発見し、村民が買い戻し、今に至っている。
交通案内長野電鉄須坂駅から車で20分、上信越自動車道須坂長野東ICから車で25分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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