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天然記念物

黒川桜林のエドヒガン クロカワサクラバヤシノエドヒガン 1本

指定区分・種別町-指定-天然記念物
内容植物
指定年月日平成 21/03/25
時代区分時代区分なし
年代
作者
所在地上水内郡飯綱町黒川2254
寸法・材質・形状樹高約6m、幹直径約1.5m
概要解説飯綱町には類例がないエドヒガンの古木で、樹齢は約350年以上と推定される。エドヒガン(別名アズマヒガン)は野生種のサクラで、この品種が基になって多くの園芸品種のサクラが生み出されている。またサクラのなかでかなり長命な品種の一つであり、数百年の樹齢をもつものが少なくない。このサクラがある大宮神社東方の一帯は、かつて「桜林」と呼ばれ、慶安~承応年間(1648~1655)のころまでは約100m四方に桜樹が茂り、人々が遊歩に興じた名勝地だったという伝説がある。この古木は、その桜林の唯一の生き残りであるといわれ、別名「神代桜」「大桜」などとも呼ばれてきた。明治時代に作られた中郷小学校校歌「中郷村の歌」の冒頭に「♪桜林に桜咲き」と歌われ、昔から住民に親しまれてきた古木である。
交通案内しなの鉄道牟礼駅から車で約10分、上信越自動車道信州中野ICから車で25分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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