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有形文化財

御屋敷土器一括 オヤシキドキイッカツ 5点

指定区分・種別市-指定-有形文化財
内容考古資料
指定年月日昭和 62/01/27
時代区分弥生時代
年代弥生後期-古墳時代
作者
所在地千曲市桜堂
寸法・材質・形状壺、無頸壺、高坏、台付甕、甕
概要解説上山田小学校の西側段丘上に広がる「御屋敷遺跡」の中で発掘された土器群で、「御屋敷遺跡」Y・4号住居跡出土の一括土器で3世紀末から4世紀初頭の標準的な土器である。この5点の土器はY・4号の住居跡のひとつのビット(柱穴)から一緒に出土したもので、砕かれていた破片から復元したもの。3世紀は弥生時代の後期で、その末期から4世紀初頭になると西からの文化の侵入・伝播がもう一度みとめられる。それが古墳時代の波であったが、その直前にまず美濃平野からの土器文化が入ってくる。これが「台付甕」によって知られる特徴で、こうした西からの文化の伝播とともに急速にこの地方の弥生後期の文化は解体していく。弥生後期から古墳時代に変化するちょうど過渡期を示すのがこの御屋敷土器である。
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