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天然記念物

高坂りんご コウサカリンゴ 2本

指定区分・種別町-指定-天然記念物
内容植物
指定年月日平成 17/02/01
時代区分時代区分なし
年代
作者
所在地上水内郡飯綱町柳里
寸法・材質・形状
概要解説高坂りんごは在来種のりんご「ワリンゴ」(和りんご)の一つである。その名は産地だった飯綱町高坂の地名に由来している。明治初期には高坂が「高坂林檎」の花の名所であり、その果実は販売されていたことが記録されている。近代に西洋りんごが普及したことにより和りんごは急速にすたれ、高坂でも平成のはじめまでに無くなったが、柳里の篤農家米澤稔秋氏が昭和62年(1987)に高坂から分根して自家農園に移植した数本がよく生長し、うち2本が指定木となっている。長野県内では近世にさかのぼって固有名をもつ現存唯一の和りんごとされ、全国的にも極めて希少な存在であると評価されている。わが国果樹園芸史上に残る貴重な品種であり、りんごが産業の柱である飯綱町にとって、その歴史の端緒に位置づけられる重要な遺産である。
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