長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 県-指定-天然記念物 |
---|---|
内容 | 植物 |
指定年月日 | 平成 17/03/28 |
時代区分 | 時代区分なし |
年代 | |
作者 | |
所在地 | 上水内郡飯綱町地蔵久保308-1 |
寸法・材質・形状 | 樹高約15.5m |
概要解説 | オオヤマザクラ(別名エゾヤマザクラ、ベニヤマザクラ)は日本に古来から自生する野生種のサクラのひとつである。四国の石鎚山系や本州の中部地方以北、北海道などに広く分布する。長野県内では標高700~800メートル以高に多く、飯綱山麓にも多く自生している。花は大形で、花色はピンク系だが、個体によってさまざまな変異が生じる。「地蔵久保のオオヤマザクラ」は地蔵久保集落の北にある丘(標高約730m)の上に単独でそびえている。花色は他に類を見ないほど紫色がかった濃いピンク色で、満開どきにはひときわ鮮やかとなる。旧坂中街道沿いの目立つ場所にあり、最盛期には扇形の見事な樹形が目を引き、広く知られるようになった名木である。植樹の由来は、日清戦争(1894~95)〔一説には日露戦争(1904~05)〕の戦勝を記念したもので、ここから1キロメートルほど離れた山に自生していた若木を、地蔵久保の人々が大八車で苦労して運び植えたものと伝えている。 |
交通案内 | しなの鉄道牟礼駅から車で15分、上信越自動車道信州中野ICから車で35分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
写真をクリックすると拡大画像がご覧いただけます