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無形民俗文化財

犀川神社の杜煙火 サイガワジンジャノモリハナビ 

指定区分・種別県-指定-無形民俗文化財
内容年中行事(無形民俗)
指定年月日平成 29/03/16
時代区分江戸時代
年代1824年(文政7)
作者
所在地長野市安茂里4803(犀川神社)
寸法・材質・形状
概要解説毎年9月21日の秋祭り奉納される杜煙火は、文政7年(1824)に社号を「犀川神社」と変えた際に、社名変更披露として竹筒煙火を奉納したのが始まりとされる。夜9時に神社裏山で合図の打ち上げ煙火が上がると、大勢の参拝者がひしめき合う狭いすり鉢状の社叢で、素朴ながら華麗な仕掛け煙火が次々と打ち上げられる。狭い境内の立木を利用した仕掛け煙火は臨場感があり、参詣者を巻き込み見せ場をつくっての豪壮な杜煙火として、人々の心に残る手作り煙火の奉納が続く。奉納煙火は天保14年(1843)の番付と現在もほとんど変わっていない。煙火調合法は、文化6年(1809)には86種、弘化3年(1846)には180種で、現在も全国で判明している煙火秘伝書の中で、調合数では犀川神社杜煙火に並ぶものはない。少なくとも文献からは文政7年(1824)には実施しており、今日まで受け継がれている手作り煙火として貴重である。
交通案内しなの鉄道安茂里駅から徒歩10分、JR長野駅から車で10分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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