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天然記念物

トウギョ及びその生息地 トウギョオヨビソノセイソクチ 3カ所

指定区分・種別町-指定-天然記念物
内容動物
指定年月日平成 05/01/05
時代区分時代区分なし
年代
作者
所在地上水内郡飯綱町平出、袖之山
寸法・材質・形状ため池3カ所
概要解説トウギョは、スズキ目ゴクラクギョ科チョウセンブナの別名で、朝鮮半島及び中国大陸原産の外来種である。観賞魚として大正3年(1914)頃に国内に持ち込まれ、昭和元年(1926)頃に上越を経由して平出地区に移入されたといわれる。本種はかつて本州のため池や用水路などに広く生息していたが、全国各地で絶滅がすすみ、昭和55年(1980)以降に当時の牟礼村の一部のため池でかろうじて自然繁殖していることが知られるようになり、多くの市民や研究者の関心を集めた。飯綱町は国内のわずかな生息地のひとつとなっているが、当地域で絶滅をまぬがれてきた生態学的な理由は未解明である。指定時には里山の良好な水辺環境を保全する上での貴重なシンボルのひとつとされた。当初指定された5箇所の生息池の内、平成20年(2008)の調査で生息がみられなくなった2箇所の生息池については、平成21年(2009)に指定が解除されている。
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