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史跡

芋川氏館跡 イモガワシヤカタアト 1件

指定区分・種別町-指定-史跡
内容城跡
指定年月日昭和 62/05/19
時代区分室町時代
年代室町時代 
作者 
所在地上水内郡飯綱町芋川
寸法・材質・形状 
概要解説芋川氏は平安時代以来の近衛家領芋川荘の名を苗字とし、荘域に勢力を張った武士である。戦国時代には反織田信長勢力を率いた芋川正親(親正とも)の名が知られ、本能寺の変後には越後上杉氏に属し、慶長3年(1598)上杉家の会津移封に従い転出した。田中にある館跡は転出時までの芋川氏の居館跡と伝え、現在、屋号「堀の内」と呼ばれる森家の北から西にかけて土塁が残っており、その外周に堀を伴っている。周囲の堀を中心に4次(令和2年現在)にわたる発掘調査が行われ、掘立建物や柵列のほか、長野県下では類例のない障子堀(堀底に障壁を設けた構造)が検出されている。遺物としては多様な陶磁器や木製品が出土した。なお発掘調査で推定された館の規模は、東西・南北とも約60mで、その周囲に幅約8mの堀をめぐらせていたとみられる。飯綱町を拠点にした武士の居館跡の遺跡としてよく保存されており貴重な史跡である。
交通案内しなの鉄道牟礼駅から車で5分、上信越自動車道信州中野ICから車で25分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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