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有形文化財

高札 コウサツ 2枚

指定区分・種別町-指定-有形文化財
内容歴史資料
指定年月日昭和 62/05/19
時代区分明治時代
年代1871年(明治4)以降
作者 
所在地上水内郡飯綱町牟礼1188-1(いいづな歴史ふれあい館)
寸法・材質・形状1 切支丹・邪宗門禁制札 幅53.5cm、2 五倫道徳遵守札 幅89.5cm 
概要解説高札は一般庶民へ法令を告示した板のことで、前近代には掲示施設の高札場とともに村々が管理する最も重要な設備であった。文化財指定の高札2枚は、普光寺村の高札を個人が保存、伝来してきたものである。記された内容は明治新政府が江戸幕府を倒した直後の慶応4年(1868)3月に布告された禁止令「五榜の掲示」のうちの2法令(「五倫道徳遵守」「切支丹・邪宗門厳禁」)であり、それを明治4年(1871)6月以降に長野県が再発行した際につくられた札である。高札は明治7年(1874)に高札制度が廃止されたあとは原則として廃棄されたため、存在したはずの高札場数に比べて現存数はわずかである。初期明治政府の統治の実態を示す史料として、また前近代の法令周知の方法を知る参考資料として貴重である。
交通案内しなの鉄道牟礼駅から車で5分、上信越自動車道信州中野ICから車で25分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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