長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 町-指定-有形文化財 |
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内容 | 神社建築 |
指定年月日 | 平成 01/12/01 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 江戸時代(18世紀前期) |
作者 | |
所在地 | 上水内郡飯綱町普光寺2325・2326 |
寸法・材質・形状 | 高さ2.4m、幅1.7m、木造、一間社流造、鉄板葺 |
概要解説 | 木造一間社の本殿建築である。屋根は本来、こけら葺き流造りであったとみられ、のちに鉄板葺き切妻造りに改造され、後部の軒と組物が切り縮められている。また全体の彩色や、蟇股、手挟、竹の節欄間、小脇板などの細部装飾がよく残っていて、長い間覆屋の中で保存されてきたものと考えられる。建築年代は、垂木下に軽い反りがみられる特徴などから18世紀前期の享保年間ころと推定される。この社殿は元来、普光寺の夫田地籍にあり、明治初期に普光峻徳神社境内に移転されたと伝える。昭和62年(1987)長野県史編纂事業の調査により古建築として見いだされ、平成4年(1992)覆屋を新設して保護されている。飯綱町は善光寺地震〔弘化4年(1847年)〕の被害が大きく、それ以前の古建築は数少ない。とくに18世紀前半にさかのぼるものは極めてまれであり、飯綱町最古級の木造建築として貴重な存在である。 |
交通案内 | しなの鉄道牟礼駅から車で5分、上信越自動車道信州中野ICから車で20分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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