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県宝

伊賀藤原時盛願文 イガフジワラトキモリガンモン 1点

指定区分・種別県-指定-県宝
内容書跡・典籍・古文書
指定年月日平成 27/02/19
時代区分鎌倉時代
年代1296年(永仁4)
作者伊賀藤原 時盛
所在地東筑摩郡麻績村日2120(福満寺)
寸法・材質・形状縦28.5cm、横38.0cm
概要解説藤原時盛は信濃国麻績御厨の鎌倉御家人である藤原姓伊賀氏の一族である。「尊卑文脈」(日本の初期の系図集。正式名称は「新編纂図本朝尊卑分脈系譜雑類要集」)にいう伊賀光季(みつすえ)の子時重(検非違使)と、時の字を通字にしていて、京都守護伊賀光季の孫にあたる人物である。そして、この願文は時盛の直筆原本である。願文の内容は、鎌倉時代後期、麻績の御厨矢倉村の地頭であった藤原時盛が永仁4年(1296)福満寺に自分と妻、娘3人のために般若心経などの読経を願ったものである。鎌倉御家人藤原姓伊賀氏の書状原本は、本書状と福島県飯野八幡宮文書(重要文化財)以外にはなく、全国的にも貴重な文書であり、長野県内唯一の鎌倉御家人の仏教思想を物語る資料でもある。
交通案内JR篠ノ井線聖高原駅から車で10分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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